赤外線サーモグラフィ
FLIR SC600シリーズは、サーモグラフィのコンサルタント、プロのサーモグラファーから研究・開発まで、その威力を知っているユーザー向に開発されました赤外線カメラで、 肉眼では見えない異常を検出する発電所、製油所、また製造工程などの赤外線検査や予知保全業務を担当する専門家が利用できる赤外線サーモグラフです。
当社では、外壁調査として利用しています。
調査
外壁タイル等の仕上げ材が太陽の放射等によって温められると、健全部分では 仕上げ材表面からの熱がスムーズにコンクリート等の躯体に伝達されます。 しかし、浮き部・剥離部分では、仕上げ材とコンクリート等の躯体の間に 熱の不良導体(熱伝導率が低い)である空気層が介在しているため、熱が 逃げにくく、健全部分に比べて仕上げ材表面温度が高くなります。 実際の赤外線調査では、撮影対象物の各面に温度計を設置し、日射の当る面は 壁面温度の変化が1時間あたり2℃以上、日射の当らない面は1時間あたり1℃以上を 確認し赤外線サーモグラフィー(赤外線カメラ)で撮影をします。
THEROM DELTA
サーモデルタは、赤外線サーモグラフィで測定した温度データを、外壁診断用として最適な解析手法により自動分析し、図面や画像に転送できる、全く新しい赤外線調査システムです。 色情報ではなく、温度データを自動解析し、基準温度差以上の部分を抽出する解析ソフトです。
特徴
可視画像
赤外線サーモグラフィで、可視画像と熱画像を同時に撮影します。
熱画像
壁面から温度を精度 +/- 2% で読み取り撮影します。サーモグラフィで、可視画像と熱画像を同時に撮影します。
解析画像
色見ではなく、温度データそのものの相対温度(温度差)を自動的に解析し、基準温度差以上の部分を抽出しますので正確で経験・能力等に 左右されない均一な解析結果になります。画像と熱画像を同時に撮影します。
自動解析
温度データを自動解析
解析データを、可視画像・画面にワンタッチ出力
赤外線サーモグラフィにより測定した記録画像(以下「熱画像」)は、各画素ごとに温度データを持っています。この温度データごとに120色もの色情報を設定することにより赤外線画像は表現されています。 従来の解析手法は上記の表面温度を目視によって認識し、色の違いによって解析していました。 その為、微妙な判定、特に色境の判定が困難で、解析者の経験・能力などに結果が大きく左右されていました。 サーモデルタは、色見ではなく、温度データそのものの相対温度(温度差)を自動的に解析し、基準温度差以上の部分を抽出します。 この手法により、従来の解析手法に比べ、正確で経験・能力等に左右されない均一な解析結果を迅速に抽出することができます。